なぜ、われわれ日本人は原発事故を引き起こしてしまったのか …… いま、最低限考えるべきこと。

何も悪いことをしていないのに

「自分たちは何も悪いことをしていない。別に原発を望んだわけではないし、原発でつくられた電気を使っているわけでもない。それなのになぜこんな目に遭わなければいけないんだ」

 東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、住む家も土地も奪われてしまった福島の人たちがそう言いたくなる気持ちはわかる。

 私自身事故当初は、東電や国の危機管理、情報管理能力の低さにいらだつと同時に怒りさえ感じた。いや現在も、事故から8カ月以上も経つというのにきちんとした情報開示体制を整えることもなく、事故収束に向けての道筋を具体的に提示することもできない東電と国に対する怒りは、収まるどころか失望とともに増幅する一方だ。

いい加減な人のイメージ

 が、一方では冷静さを保っている頭の一部分がこんなことをささやく。

「このまま原発事故の責任をすべて、東京電力と国に押しつけているだけでいいのか。それで問題はすべて解決するのか」

 このままではおそらくこの未曾有の人災は、その被害を長期間に渡り引きずりながら、原因や責任の追及はなんとなくうやむやにされてしまうことになる。そして責任という言葉とまるっきり無縁な官僚と世渡り上手な政治家によって、過ちが懲りることなく繰り返されるというわけだ。

彼らの辞書には責任という文字はない

いま私たちにできる最低限のこと

 長い間繰り返されてきた政治と行政の数々の失態。そしてそれをなんとなく受け入れてきた私たち。さすがに東日本大震災と原発事故を目の当たりにしたいま、このままではいけないと強く感じている。

 だから最低限のことから始めようと思う。いま本当に最低限、誰にでもできる、いや誰もがやるべきことは、きちんと事実を知ることだ。

 一旦事故を起こせば、まったく始末に負えないこの原子力発電所という厄介物は、なぜ、どうやって、いつの間に54基も建設されたのか。
 それはいつ頃から始まり、誰(どんな組織)がどういう役割を果たして、国策となっていったのか。
 いま原発反対と言っている市民(私自身も含めて)の多くはなぜ、それを指をくわえて看過したのか。

 いま現在、脱原発は可能なのか、不可能なのか。

 脱原発は正しいのか、正しくないのか。

 感情論ではなく、きちんとさまざまな事実を把握した上で自分の考えをまとめることが大切だ。そして選挙で自分の考えを実現してくれそうな政治家に投票する。多くの人が真剣に考えて行動すれば、現在の政治システムも行政システムも司法システムも、みんな大きく変化していくはずだ。

 で、最後に原発問題を理解するために、1冊くらい関連本を読もうと考えている方に、手軽に読めて、大雑把に原発を巡るあれやこれやを理解できる本をご紹介しておく。

2011年11月28日(月)NPO法人公共情報センター 福地敏治

いま「物語屋」で販売しているマウリッツハイス美術館所蔵作品(複製画)

フェルメール作、真珠の耳飾りの少女の画像
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
マウリッツハイス美術館所蔵

フェルメール作の絵画のなかで日本では最もよく知られている作品。実在の人物を描いた肖像画ではなく、不特定の人物の胸あたりから上を描いたトローニーと呼ばれる作品とされていますが、自分の娘の一人をモデルにしたという説もあります。

漆黒の背景に鮮やかな色彩の衣装、美しい少女の顔、みずみずしい唇、そして輝く真珠の耳飾りというさまざまな要素が絶妙のバランスで描き込まれている魅力的な作品です。

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フェルメール作、デルフトの眺望の画像
フェルメール《デルフトの眺望》
マウリッツハイス美術館所蔵

わずか2点しかないフェルメールの風景画の1点。生涯暮らしたデルフトの港と街の様子を描いたもの。

19世紀半ば頃、人々からその存在を忘れ去られていたフェルメールは、この作品を絶賛した美術評論家の論文によって再評価されるようになります。

またフランスの小説家マルセル・プルーストは、この絵を「世界でもっとも美しい絵」と評し、その代表作『失われた時を求めて』の中にこの絵を登場させています。

生涯を過ごしたデルフトの街に対するフェルメールの愛着を強く感じさせる作品です。

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レンブラント作、テュルプ博士の解剖学講座の画像
レンブラント《テュルプ博士の解剖学講義》
マウリッツハイス美術館所蔵

オランダ絵画の巨匠レンブラントは集団肖像画を得意としましたが、その最初の傑作が本作品。

アムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・テュルプ博士の公開解剖学講義の様子を描いたもの。当時アムステルダムに居を移したばかりだったレンブラントはテュルプ博士ら数人から依頼を受けこの集団肖像画を描き、高まりつつあった名声を不動のものとします。

後の傑作《夜警》にもつながるレンブラントの創意溢れる作品です。

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レンブラント作、スザンナの水浴の画像
レンブラント《スザンナの水浴》
マウリッツハイス美術館所蔵

『旧約聖書続編 ダニエル書補遺 スザンナ』を描いた宗教画。

裁判官という地位にある二人の長老が共謀して美しく貞淑な人妻スザンナを襲うが未遂に終わります。長老たちは自分たちの保身のためにスザンナを死罪にしてしまおうと画策しますが、神の命を受けたダニエルによってスザンナは救われ、長老二人は滅びるという話。

この物語を描いた絵画の多くは、裸体のスザンナと醜い長老二人をセットで描いていますが、レンブラントは裸体のスザンナが不安そうに振り返った姿だけで表現していることが特徴的です。

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ライスダール作、漂白場のあるハールレムの風景の画像
ライスダール《漂白場のあるハールレムの風景》
マウリッツハイス美術館所蔵

ライスダール(ロイスダール)はオランダ絵画黄金期においてもっとも評価された風景画家です。

本作品はライスダールが生まれ育ったオランダ中部の街ハールレムを描いたもの。広い空と美しい雲、地上にはその雲によってできた美しい光と陰のコントラストが描かれています。

遠景には今でもオランダと聞くと思い浮かぶ風車の姿がいくつも描き込まれた美しい作品です。

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